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ポメラでimaxima [DM200]

 ポメラLinux順調に稼働している。課題だったポインティングデバイスの問題も、keynav導入で解決。X window上でimaximaも動くようになった。

 使ってみると、ポインティングデバイスはそんなに使わなくてもimaximaが運用できることがわかった。
  Alt+F1 メニュー(Windowsのスタート相当)
  Alt+TAB Windowの切り替え
  Alt+Space Windowメニュー(拡大・縮小、閉じる等)
これらを使えば、ほとんどの作業がCUIで可能だった。

 問題はポメラのCPUパワーかもしれない。グラフを表示させるまではまだ良い。表示させたグラフをドラッグして動かそうとすると、かなりもたつく。試しにRaspberryPi3で同じことをさせてみると、サクサク動くのに驚いた。RasPi3がすごいのか、ポメラが貧弱なのか。ポメラの画面サイズを考えると、グラフを動かすことは考えない方がいいだろう。それでも十分役に立つ。

 何回かの中断の後、再び松坂『線形代数入門』に挑戦している。いつも苦手な"線形写像"で挫折していた。今回はゆっくりやっているせいか、なんとか乗り越え、"余因子行列"までたどり着いたところだ。演習問題もかならず書いて解いているため非常に時間がかかっている。簡単な行列計算位はmaximaにやらせようと思っていたが、ある行列式を計算させると
(i-1)i-(-i-1)i
とでてしまい使えない。これから先を計算してほしいのだが。
 ところが、ratsimp()というコマンドを発見した。これを使うと上記の式が -2 と計算してくれる。defaultでやってくれればいいのにと思うが、何か利点があるのだろう。
 3×3程度の余因子行列の計算でも手間取るし、計算間違いをやらかしてしまう。ところが入力が手間取るが、計算は一瞬だ。maximaと比べるとimaximaは表示するのにちょっと間があるが、気になるのは最初だけだ。これなら単純計算や検算に使える。

 RasPi3のMathematicaも良いのだが、いかんせん場所をとる。Pi-Topでノートパソコン化も検討していたが、あまりにもおもちゃっぽく、どうも踏み切れなかった。そこにポメラLinux。これでやっと実用性のある数式処理システムを携帯できる。

 ここしばらくポメラLinuxの設定でかなり遊んでしまった。ポメラLinux上のimaximaという強力な道具が手に入り、本来の数学・物理のお勉強がはかどりそうだ。


線型代数入門

線型代数入門

  • 作者: 松坂 和夫
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1980/09/04
  • メディア: 単行本



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