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ポメラLinuxで困ったとき【改訂版】 [DM200]

 ポメラにLinuxを導入して半年。おもにmaximaによる行列計算で使い、重宝している。しかし、たまにしか使わないlinuxを使っていると困ることがある。自分用備忘録の改訂版。
 
#反応しなくて困ったとき
 x-windowでwifi等とつかってから、普通のshellに戻ったとき。キー入力できるが、Enterを入れても改行するだけで、反応しなくなる。取り敢えず再起動すると元に戻るので、自分が知らないモードになっているだけかもしれない。
 再起動方法。
Alt + F2 (F1-F6のどれかで可)
を押して、今つかっているttyから別のttyに変更する。そこで通常通りログインし、シャットダウンする。
sudo shutdown -h now
再起動
sudo shutdown -r now
でもいいが、ポメラが起動してしまうので、面倒でもシャットダウン・起動(Alt+Shift+ON)の方が良い。

#imaximaが動かない
CUI環境ではダメ。X Windowにすれば動く。ポインティングデバイスがないと面倒。ひとりぶろぐさんの、keynavを導入し、解決。デフォルトでviやemacsと同じキー操作で動かせて便利。"Ctrl + ;"でkeynav開始し、"Q"でkeynav終了
http://hitoriblog.com/?p=52262

#x-windowでのキー操作
keynavを使わないで済ませるショートカット。
Alt + F1 アプリケーションメニュー
Alt + F2 アプリケーションファインダー
Alt + F3 アプリケーションファインダー(メニュー式)
Alt + F4 window閉じる
Ctrl + F1(~F4) 作業window変更
Ctrl + Space windowメニュー

#ELECOMのレザーケースが大きい
ポメラDM200にぴったりというので購入。たしかに幅はぴったり。材質もよかった。だがフタが大きい。Amazonで一人、フタが2cm短ければという人がいたが、まさにその通り。自分的にはかなり残念な長さ。高いが純正品がよかったか。ちょっと後悔。 と以前書いたが、使っているうちに気に入ってきた。特に、自分用マニュアルとしてコクヨの測量野帳Sketch bookにメモを書いておき、一緒に入れている。maximaのコマンド等もこれに書いておき、使用時に参照している。





(まとめ) コクヨ 測量野帳 スケッチ 3mm方眼 上質紙 40枚 セ-Y3 1セット(10冊) 【

(まとめ) コクヨ 測量野帳 スケッチ 3mm方眼 上質紙 40枚 セ-Y3 1セット(10冊) 【

  • 出版社/メーカー: ノーブランド品
  • メディア: ホーム&キッチン



#新しいソフトの導入方法
まずはWifiをONにしてネットに接続。ソフトの情報を更新するため
sudo apt-get update
希望のソフト(xxx)をインストール
sudo apt-get install XXX
ポメラWiFiの性能のためか、非常に時間がかかる。texliveのインストールのときは、何回もエラーで失敗した。しつこくupdateとinstallを繰り返すとできる。

#日本語入力したい/なってしまった
Ctrl + Space
で切り替わる。上記 texlive 導入していると日本語入力に変わってしまう。


#シェルスクリプトが動かない。
DOSのバッチファイルに相当。DOSのようにファイルを指定しただけでは動かない。
./xxx.sh
と指定する。それでも動かないときは
chmod +x xxx.sh
とファイルの属性を実行可能に変更してから再度指定。


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ポメラでドラクエ [DM200]

 ふと変なことを思い出した。リナザウ、Linux ZAURUSを使っていたとき、ファミコンのエミュレータBioNESとかいうのを使ってドラクエ3とゼビウスをやっていたことを。

 ザウルスで出来たのなら、ポメラLinuxでも・・・。調べると、ファミコンエミュレータfceuxというのがあるらしい。さっそくお決まりの
sudo apt-get update
sudo apt-get install fceux
昔のデータをハードディスクから探しだし、ポメラのSDカードにコピー。
startx
でX Windowを立ち上げて、[Alt+F1]->[ゲーム]->[fceux]を選択。Windowが出るので、[Alt+F]->Open ROMで、SDカードに入れたファイルを選択すると立ち上がる。このままだとかなり小さいので、[Alt+O]->Video ConfigからX scaling factorとY scaling factorを調節すると大きくなる。X 3.5,Y 2.9と若干横長にしたのが下の写真。キー設定は[Alt+O]->Gamepad Configで設定。

screenshoot_2017-09-09_15-13-24.png

 ドラクエ1、2とゼビウスは起動したが、ドラクエ3はダメだった。とりあえずドラクエ1をやってみた。やってみて驚いたのは、人と話そうとすると方角がでてくる。ドラクエ1では主人公の向きが変わらない。したがって、「はなしをする」の後、「きた・ひがし・みなみ・きた」というサブメニューが出てくるのだ。そのうえ、階段にきても何も変化がない。メニューから「かいだん」を選んで、やっと移動する。ドラクエ3の記憶が強いためか、ドラクエ1から3で操作性が変わっていたのをすっかり失念していた。
 ドラクエではゲームのセーブに王様のところに行かなければならない。fceuxでは、[Alt+F]->Quick Save(F5)でセーブでき、[Alt+F]->Quick Load(F7)でロードできてしまう。「じゅもん」を書き写す手間が省ける。ためしに呪文を書き写してみた。ひらがなは濁音つきもふくめて64文字。64=2^6だから6bit。これを20文字だ。こんなことよくやっていたものだ。
 
 音がないのは非常にさびしい。でもすぐに気にならなくなり、熱中してしまった。今週末はポメラを駆使して仕事の資料作りと考えていたのに、とんだ邪魔が入ってしまった。

screenshoot_2017-09-09_15-18-27.png
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『Debian on Pomera DM200』を読む [DM200]

 ポメラDM200を快適に使わせてもらっている。通常の文章作成も、アウトラインが便利だ。しかし何より良いのは、Linux端末としての使用。Maximaで行列計算させるのが最近のお気に入り。これもLinux on Pomera DM200を作っていただいたichinomotoさんのおかげである。

 ichinomotoさんのブログの記事「Pomera DM200」にコミケに解析時の情報などをまとめるとあった。以前新幹線で、コミケ帰りと思われる紙袋を沢山抱えた若者達を見たことがあった。このおじさんが、あの人達の中に入ってichinomotoさんのブースを探し出す勇気は持てない。たとえ中身は理解できないだろうが、”解析時の情報”は見てみたい、とは思っていた。

 幸いなことに、この時の冊子のPDF版を公開してくれた。
www.ekesete.net/log/?p=9045
BOOTHというところからユーザー登録、クレジットカードで簡単に購入できた。400円。

 機器解析等まったく想像できなかったが、まずはハード解析だそうだ。ソフト解析から入るものと思っていた。ご本人は組み込み系プログラマということで、ハードもできるようだ。いきなりUARTなんて単語が出てきて面食らう。アナログテスタで微妙に針が揺れるのから探し出すなんて、すごい世界だ。そこに半田付けして線を引き出し、teratermでシリアルコンソールとしてアクセス。何か格好いい。Ryzen使ってるんだと、変なところに興味をもったりした。

 書いてある内容は、素人には全くわからないが、解析現場の雰囲気が感じられて面白かった。驚いたのは、キングジムにGPLのソース公開を依頼し、DVDでもらったところ。あらためて、GPLとはそういうことだったと気づかされた。キングジムの対応にも感心。

 試行錯誤しながらシステムを分析し、WARPというすごい技術が使われているのを解説してくれたりしている。内容がわかればもっと面白いだろうと思いながらも、不十分な理解でも、良質な推理小説とプロジェクトx(古いか?)が合わさったような楽しさがあった。

 ichinomotoさんの努力もさることながら、改めてポメラDM200の機器としての素晴らしさも感じられた。ichinomotoさんへの感謝の意味も込めて、是非皆様購入してみてください。

 そして、キングジムには、ぜひLinux on Pomeraが出来なくなるようなアップデートはしないようにお願いいたします。私がポメラを購入したのは、まさにLinuxが動くから。そんな人が増えているのではないでしょうか。もちろんnaitiveポメラもそれだけで十分素晴らしい機器ですが、Linux on Pomeraになることで、さらにポメラニアンを増やし、売り上げに貢献するはずです。

 もう、ポメラなしの生活が考えられなくなってしまいました。

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ポメラでimaxima [DM200]

 ポメラLinux順調に稼働している。課題だったポインティングデバイスの問題も、keynav導入で解決。X window上でimaximaも動くようになった。

 使ってみると、ポインティングデバイスはそんなに使わなくてもimaximaが運用できることがわかった。
  Alt+F1 メニュー(Windowsのスタート相当)
  Alt+TAB Windowの切り替え
  Alt+Space Windowメニュー(拡大・縮小、閉じる等)
これらを使えば、ほとんどの作業がCUIで可能だった。

 問題はポメラのCPUパワーかもしれない。グラフを表示させるまではまだ良い。表示させたグラフをドラッグして動かそうとすると、かなりもたつく。試しにRaspberryPi3で同じことをさせてみると、サクサク動くのに驚いた。RasPi3がすごいのか、ポメラが貧弱なのか。ポメラの画面サイズを考えると、グラフを動かすことは考えない方がいいだろう。それでも十分役に立つ。

 何回かの中断の後、再び松坂『線形代数入門』に挑戦している。いつも苦手な"線形写像"で挫折していた。今回はゆっくりやっているせいか、なんとか乗り越え、"余因子行列"までたどり着いたところだ。演習問題もかならず書いて解いているため非常に時間がかかっている。簡単な行列計算位はmaximaにやらせようと思っていたが、ある行列式を計算させると
(i-1)i-(-i-1)i
とでてしまい使えない。これから先を計算してほしいのだが。
 ところが、ratsimp()というコマンドを発見した。これを使うと上記の式が -2 と計算してくれる。defaultでやってくれればいいのにと思うが、何か利点があるのだろう。
 3×3程度の余因子行列の計算でも手間取るし、計算間違いをやらかしてしまう。ところが入力が手間取るが、計算は一瞬だ。maximaと比べるとimaximaは表示するのにちょっと間があるが、気になるのは最初だけだ。これなら単純計算や検算に使える。

 RasPi3のMathematicaも良いのだが、いかんせん場所をとる。Pi-Topでノートパソコン化も検討していたが、あまりにもおもちゃっぽく、どうも踏み切れなかった。そこにポメラLinux。これでやっと実用性のある数式処理システムを携帯できる。

 ここしばらくポメラLinuxの設定でかなり遊んでしまった。ポメラLinux上のimaximaという強力な道具が手に入り、本来の数学・物理のお勉強がはかどりそうだ。


線型代数入門

線型代数入門

  • 作者: 松坂 和夫
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1980/09/04
  • メディア: 単行本



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ポメラDM200にLinuxを導入してしまって困ったとき [DM200]

 予想より簡単にポメラにLinuxを入れられた。使っていて何点か困った点があった。しばらくすると忘れてしまうので記録しておく。自分用備忘録。

#新しいソフトの導入方法
まずはWifiをONにしてネットに接続。ソフトの情報を更新するため
sudo apt-get update
希望のソフト(xxx)をインストール
sudo apt-get install XXX
ポメラWiFiの性能のためか、非常に時間がかかる。texliveのインストールのときは、何回もエラーで失敗した。しつこくupdateとinstallを繰り返すとできる。

#日本語入力したい/なってしまった
Ctrl + Space
で切り替わる。上記 texlive 導入していると日本語入力に変わってしまう。

#反応しなくて困ったとき
ネットに繋がっているPCからSSH等でログイン。
そこから
sudo shutdown -h now
または、
ps
で走っているプロセスを確認し kill で停止してもいいかも。
Ctrl + Alt + F2
で tty1 画面からtty2 画面に変わるが、fbterm(デフォルトで動いているよう) のときはうまく切り替わらない。Ctrl + Alt + F1 でtty2からtty1に戻る。

#シェルスクリプトが動かない。
DOSのバッチファイルに相当。DOSのようにファイルを指定しただけでは動かない。
./xxx.sh
と指定する。それでも動かないときは
chmod +x xxx.sh
とファイルの属性を実行可能に変更してから再度指定。

#imaximaが動かない
CUI環境ではダメ。X Windowにすれば動くけど、ポインティングデバイスがない。困った。何か適当なマウスが必要。

#ELECOMのレザーケースが大きい
ポメラDM200にぴったりというので購入。たしかに幅はぴったり。材質もよかった。だがフタが大きい。Amazonで一人、フタが2cm短ければという人がいたが、まさにその通り。自分的にはかなり残念な長さ。高いが純正品がよかったか。ちょっと後悔。購入を検討している人は実物を見てからの方が良い。





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今日もポメラLinux [DM200]

 今日も飽きずにポメラ。ここ何年もGUI(Graphical User Interface)ばかり使っていたため、CUI(Character User Interface)すっかり忘れている。ポインティングデバイスがないポメラにはCUIは必須。頑張って使いながら思いだそう。

 バイブルであるEKESETE.net.blog様の"Linux on Pomera DM200 人柱版その2"と、moyashiさんの"KING JIMポメラDM200でEmacs,Vim,Ruby,Pythonが動くなんてすてきすぎる!"を参考に格闘。

1.修正カーネルのインストール
 EKESETE.net.blog様のところに修正したテストカーネルがあるが、Windowsのアップデートのように簡単にはいかなかった。なんとか出来たのでその方法をメモしておく。

EKESETE.net.blog様から'test_kernel_d28.zip'をdownloadして展開。
SDカードのvfat領域(普通にWindowsで見える領域)にコピー。(ここでは仮にtest_kernel_d28というディレクトリのしたに入れておく。)

SDカードをポメラに入れてLinux起動。以下はLinuxでの作業。

sudo mount -t vfat /dev/mmcblk1p1 /mnt/vfat -o rw
cd /mnt/vfat/test_kernel_d28
sudo ./kernel_update.sh

以上で出来ていると思う。同じようにしてtest_kernel_d29,v02_updater01を行った。dm200でログインしているが、rootで入っていればsudoはいらないと思う。お作法通りdm200で入ってsudoを使った。

2.Wifi設定
 moyashi@hitoriblog様を参考にした。

sudo mount -t vfat /dev/mmcblk1p1 /mnt/vfat -o rw
sudo /opt/bin/wifi_switch on
sudo iwlist wlan0 scanning > ~/ap_list.txt
スキャンされたSSIDがファイルap_list.txtに入るので確認。
sudo vi /mnt/vfat/settings/wpa_supplicant.conf
SSIDとpasswordを編集。念のため
sudo shutdown -h now
再起動後、
sudo mount -t vfat /dev/mmcblk1p1 /mnt/vfat -o rw
sudo /opt/bin/wifi_switch on
ssh -l pi (RasPiのTCP/IPアドレス)
これでpassword入力を求められるのでraspberryでRasPiに入れた。

8月12日に、家のRasPiサーバーに外からポメラLinuxで管理する なんて書いていたが、家庭内LANでなら実現してしまった。CUIに手間取ったが、予想より遙かに簡単にできた。

これもEKESETE.net.blogのichinomoto様、moyashi@hitoriblog様のおかげである。本当にありがとうございます。





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ポメラLinuxに挑戦 [DM200]

1.バックアップ
 EKESETE.net.blog様の「Linux on Pomera DM200 人柱版その2」より DM200_nand_backup_restore_v0.1.zipをdownloadし展開。「backup」「restore」の2フォルダーとreadme.txtができる。これをそのままSDカードにコピーして「左Alt」+「右Shift」+「電源」で再起動をかけるが、何回やっても恐ろしそうな"FACTORY MODE"にしかならない。

 背中に冷や汗が・・・・

 気を取り直してもう一度readme.txtを読み直す。”backupフォルダーの中身を全部コピーしてください。”とある。しまった、backup,restore,readme.txtすべてコピーしていた。backupフォルダー内の「res」フォルダーと"backup.sh","_sdboot.sh"をコピーし再起動。無事バックアップできた。安心したところでベッドへ。

2.インストール
 今朝は早起きして作業開始。インストーラーをdownload使用とするが、WindowsのChromeからでは何故かdownloadできない。749KBまでダウンロードするが、終了しないのだ。しかたなくIEでダウンロード。こんどは簡単に終了した。何故だろう?

 EKESETE.ne.blog様はWindowsではrawriteを推奨してる。rawrite検索するとX68000,PC98用が出てくる。なつかしい・・・。時間がかかるが使い慣れたDDWinを使用してSDカードに書き込む。再び「Alt」+「Shift」+「電源」でインストール。あっという間に終わる。早速起動。字が細かいのが難点だが直ぐにプロンプトが現れる。こんな簡単でいいのだろうか?

 EKESETE.net.blog様ありがとう!!!!

いろいろ試したいが出勤時間。あとは帰宅後だ。

 久しぶりにわくわくしながら帰宅。ちょっと触って愕然となる。UNIXコマンドをすっかり忘れている。しかも字が小さく、老眼には厳しい。viはなんとなく手が覚えていたので、.fbtermrcを開き、font-size=18 を24に変更。もう少し大きい字が希望だが、改行がおかしくなるため、24で我慢。なんとか見える大きさの字になった。aliasを少しいじって終了。肝心のコマンドがわからなくては何もできない。古いUNIXの本を探し出して復習だ。

 ポメラのキーボード、最初はストロークが浅く、タッチが軽くて物足りないと思っていた。2,3日使って、今は全く気にならない。なかなか良いキーボードだ。蓋を閉じて持つと、ちょっと大きいなと感じる。Life Touch Noteと比較すると、厚みはかなり薄いが、一回り大きい。しかし入力するには快適な大きさだ。しかもLinuxが動くなんて。

ポメラDM200でLinux、久々の大ヒット!!!





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