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微分積分の「ココロ」 [日記]

 先週末は、次に何を勉強するか検討しているうちに終わってしまいました。遅ればせながら土日に検討したことを書きます。
 
 迷っている原因は、「ゼロから学ぶ線形代数」が面白かったのですが、最後の方がかなり物足りなかったことです。さらに、最後のお話として量子力学の不確定原理を線形代数で説明していて、量子力学もやりたいと思い始めています。物足りない線形代数をもう少しちゃんとやるか、量子力学へ行くか、予定通り熱力学を目指すか。
 
 最初の目標は清水明「熱力学の基礎」を読むことで、そのための数学力養成のために何か読もうと思っていました。最初の候補は山本昌宏「理工系のための基礎と応用 微分積分」でした。この本は「熱力学の基礎」に参考文献として推薦されているからです。熱力学に必要な数学として、高木貞治の「解析概論」と共にこの本が挙げられて、しかも「微分・積分のココロが書いてあって、理工系の学生ならぜひ持っていたい1冊である。」とまで書かれているのです。
 
 微分・積分の「ココロ」が書いてあるとあっては手に入れないわけにはいきません。「ココロ」ですよ、「ココロ」。ヒトのココロも良く分からないのに、微分・積分のココロが分かるなんて、これはスバラシイ。
 
 さっそく最初の方を読んでみたのですが、いきなり「証明は金子晃著 数理系のための基礎と応用 微分積分Ⅰ、Ⅱ などを参照してほしい。」で止まってしまいました。はしがきを読んでみると、山本微積と金子微積は姉妹書で、山本が計算中心、金子が理論中心だそうです。「イプシロンデルタは必要か」などと言って、イプシロンデルタが分からないのを正当化しようとしている自分にとっては、山本微積でいいのでしょう。しかし、イプシロンデルタが分からないもののひねくれた劣等感もあり、イプシロンデルタ無しはちと寂しいのです。ちょっと背伸びして金子を読んでみるかと思ったりもします。実際、現在書きかけの清水明「統計力学の基礎」では山本・金子両著を推薦していて、微分・積分の「ココロ」が書いてあるというのです。
 
 できれば金子微積を手にとって見てみたいのですが、近所の本屋には当然置いてありません。市立図書館にも置いてありません。田舎暮らしの悲しいところです。
 
 他の本を探してみるかと、本棚の探索を始めました。(つづく)
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