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宇宙生物学 [日記]

 週末は実家に帰ったため、勉強はできませんでした。清水明「熱力学の基礎」を少しずつ読んでいるのですが、なかなか進みません。ついつい他の本に浮気してしまいます。「生命はなぜ生まれたのか」の中で宇宙生物学という分野があることが書かれていました。面白そうな分野だなと思っていたら、関係する新書が出ていました。福江翼「生命は、宇宙のどこでうまれたのか」祥伝社新書です。
 
 タンパク質は20種のアミノ酸からできている。生物の中のアミノ酸は左手型の光学異性体だけでできている。原始太陽の近くでは円偏光した電磁波があり、円偏光している電磁波内では左手型アミノ酸ができやすい。隕石の中から発見されたアミノ酸も左手型とか、非常に面白い本でした。
 
 「生命はなぜ・・」の方は生命の起源の探求が主でした。この本は地球生命の起源についても書かれていますが、宇宙のどんな環境で生命が発生できるかが主のような気がします。著者の専門の関係か、天文学に関する記述が多いような気がします。
 
 地球の生命の起源はどうなっているのかに興味があります。右手型アミノ酸による生命や、メタンの循環に適した生命の可能性は、話としては面白いのですが、私の興味の対象外です。そういう意味で、私には期待外れでした。しかし本自体は面白くて、刺激的なものです。宇宙生物学という分野で、日々研究が進んでいるんだなと驚きました。
 
 昔習ったことが最近の研究で変わってくる。古い知識が使えない。そんなことがだんだん増えてきたような気がします。日々勉強が必要ですね。


生命は、宇宙のどこで生まれたのか(祥伝社新書229)

生命は、宇宙のどこで生まれたのか(祥伝社新書229)

  • 作者: 福江 翼
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2011/02/01
  • メディア: 新書



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