ぴあ最終号 [日記]
仕事が忙しく、家では食べて練るだけの生活が続いています。何とかしなければと思いながらも、眠気には勝てません。「ぴあ」最終号も月曜に届いたのですが、そのまま放置。今朝やっと開けてみました。
原田芳雄さんの記事を読んでいるとき、雑誌「ぴあ」が廃刊になるというのを知りました。「ぴあ」というと関東の方しかご存じないと思いますが、映画・演劇・音楽の開催情報が掲載された情報誌です。今ならネットで調べれば何でもないことですが、昔は調べる手段がありませんでした。新聞を見れば、その日やっている映画等は分かるのですが、今後の上映予定はさっぱり分かりませんでした。
しかも、昔はレンタルビデオもありませんでした。昔の映画を見るのは、TV放映されるのを待つか、どこかの名画座でかかるのを待つしかありません。その名画座でも、いつ何をやるのか分からなかったのです。
高校1年の時、近所の小さな本屋の店先で「ぴあ」と言う雑誌を見つけました。表紙が「2001年宇宙の旅」を思わせるイラストでした。手にとってパラパラみて、感動しました。これこそ欲しかった雑誌だと。都内近郊の映画館の1ヶ月の予定と上映時間、簡単な地図まで書かれていました。それからは毎月買って、名画座巡りの日々です。
行くのは、土曜の午後か日曜。定期試験期間は午前学校で試験、午後から勉強しないで映画館に行っていました。そして手にはいつも「ぴあ」。薄くて持ち歩くのに便利でした。
本文の余白部分、上下左右にも記事が載っているし、最後には結構時間がかかるパズルがあったりと、薄い本でしたが、1ヶ月十分楽しめた雑誌でした。趣味で作られた同人誌のような感じで、編集している人が、こんな雑誌が欲しかったんだ、でも無いから作っちゃったよ、といった雰囲気の雑誌でした。
最初は月刊だったぴあも、隔週刊から週刊に変わりました。大学を卒業し、会社勤めで映画館に行く暇が減少。さらに家庭用ビデオ普及に伴いレンタルビデオ店が出現、いつでも古い映画が見られるようになり、自分には「ぴあ」が必要なくなってしまいました。
ぴあの廃刊を知り、ネットをいろいろ見ていると、最終号をぴあBOOKSHOPというところで販売していました。懐かしさに駆られて注文した次第です。
ただ、残念なことに、最終号は私の記憶にある「ぴあ」とはまるで違う雑誌でした。厚くて、オールカラー、普通の商業雑誌に変わっていました。永久保存版で、とっておいて時々見返しては懐かしがろうと思っていたのですが・・・ 唯一の救いは、付録の創刊号復刻版でした。さすがに創刊号の頃は知りませんでしたが、まだ記憶にある「ぴあ」に近い物でした。
この雑誌を記念に取っておくのは私には無理そうです。手元にないからこそ、ありがたみがあり、懐かしく、貴重なのかもしれません。
原田芳雄さんの記事を読んでいるとき、雑誌「ぴあ」が廃刊になるというのを知りました。「ぴあ」というと関東の方しかご存じないと思いますが、映画・演劇・音楽の開催情報が掲載された情報誌です。今ならネットで調べれば何でもないことですが、昔は調べる手段がありませんでした。新聞を見れば、その日やっている映画等は分かるのですが、今後の上映予定はさっぱり分かりませんでした。
しかも、昔はレンタルビデオもありませんでした。昔の映画を見るのは、TV放映されるのを待つか、どこかの名画座でかかるのを待つしかありません。その名画座でも、いつ何をやるのか分からなかったのです。
高校1年の時、近所の小さな本屋の店先で「ぴあ」と言う雑誌を見つけました。表紙が「2001年宇宙の旅」を思わせるイラストでした。手にとってパラパラみて、感動しました。これこそ欲しかった雑誌だと。都内近郊の映画館の1ヶ月の予定と上映時間、簡単な地図まで書かれていました。それからは毎月買って、名画座巡りの日々です。
行くのは、土曜の午後か日曜。定期試験期間は午前学校で試験、午後から勉強しないで映画館に行っていました。そして手にはいつも「ぴあ」。薄くて持ち歩くのに便利でした。
本文の余白部分、上下左右にも記事が載っているし、最後には結構時間がかかるパズルがあったりと、薄い本でしたが、1ヶ月十分楽しめた雑誌でした。趣味で作られた同人誌のような感じで、編集している人が、こんな雑誌が欲しかったんだ、でも無いから作っちゃったよ、といった雰囲気の雑誌でした。
最初は月刊だったぴあも、隔週刊から週刊に変わりました。大学を卒業し、会社勤めで映画館に行く暇が減少。さらに家庭用ビデオ普及に伴いレンタルビデオ店が出現、いつでも古い映画が見られるようになり、自分には「ぴあ」が必要なくなってしまいました。
ぴあの廃刊を知り、ネットをいろいろ見ていると、最終号をぴあBOOKSHOPというところで販売していました。懐かしさに駆られて注文した次第です。
ただ、残念なことに、最終号は私の記憶にある「ぴあ」とはまるで違う雑誌でした。厚くて、オールカラー、普通の商業雑誌に変わっていました。永久保存版で、とっておいて時々見返しては懐かしがろうと思っていたのですが・・・ 唯一の救いは、付録の創刊号復刻版でした。さすがに創刊号の頃は知りませんでしたが、まだ記憶にある「ぴあ」に近い物でした。
この雑誌を記念に取っておくのは私には無理そうです。手元にないからこそ、ありがたみがあり、懐かしく、貴重なのかもしれません。
2011-08-03 21:16
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