転んでもただでは起きない [日記]
仕事関係の試験が終わりました。結果はおそらく×。疲れだけが残りました。昔から、試験が終わった後はもっと勉強しておけばなと反省ばかりしています。学生の時から成長がありません。
しかし落ち込んでばかりもいられません。せっかく試験が関西であったのだからと、フェルメールを見てきました。帰りのことを考えると、他の作品は横目で眺め、「真珠」だけじっくり見ることにしました。あ、ルーベンスだと、フランダースの犬を思い出しながら、足を止めずに横目で見るだけ。時間があればじっくり見ることができるのに。
フェルメールは一つの展示場を独占して飾られていました。展示場の広さに比べ余りにも小さいフェルメール。ちょっと残念な展示でした。実物をみても、特に感動はありませんでした。正直、こんなものかといったところです。時間に追われ、じっくり見る精神的な余裕がなかったためでしょうか。それとも、年をとって、物事に感動する能力が衰えてしまったのでしょうか。20歳の頃、ピカソの実物を見て、背中がぞくぞくするのを感じたのが懐かしいです。
急いだのは他にまだ用件があったからです。三宮の東急ハンズで、あるスピーカーを試聴したかったのです。あまり有名ではないのですが、TIMEDOMAIN社のYoshii9というスピーカーです。たまたまネットで見つけ、いろいろ見ていくと、かなり熱狂的なファンがいるものらしいです。特に自分で楽器を演奏する方に評判が良いようでした。楽器を演奏する人は、特に演奏上音に関して強いこだわりを持ちます。そのような人たちが評価するスピーカー。是非一度効いた見たかったのです。Yoshii9は高いため、おいそれと購入はできません。しかし同社のlightとminiというスピーカーなら安いため、よければ買ってみるかなと思っていました。
TIMEDOMAIN社のページでみると、三宮東急ハンズでは5Aに展示しているということでしたが、場所が引っ越したのか、隣の4Cにありました。ギターの曲がデモで流れていましたが、なかなかの音です。近くに店員さんがいなかったので、勝手にセレクターをいじり、miniとか他社のTIMEDOMAINライセンススピーカーと聴き比べを行いました。どれもなかなかの音なのですが、どうしてもYoshii9と比べてしまうと差が歴然としてしまいます。
今までオーディオに興味があり、評判の良いアンプやスピーカー等を手に入れて聴いていました。正直なところ、自分は耳が悪いし、音楽的な素養もないためか、あまりアンプやスピーカーの差というのを感じたことがありませんでした。しかし今回は違いました。オーディオ評論家がよく使う、音の解像度の違いというのが初めてわかったような気がしました。音の細かいところが違うのです。本当に薄皮一枚はがれた感じがするのです。度のずれたメガネをかけ続けて慣れてしまっていたのが、メガネを新調して世界が違って見えてくるのに近いかもしれません。しかも使っているのは、安そうなポータブルのCDプレーヤーとセレクター、それにYoshii9に付いてくる標準のアンプを繋いだだけなのです。
問題は値段だけです。アンプとスピーカーセットで31万5千円。オーディオマニアにとっては、電源ケーブル数本分の、格安な値段だそうです。しかしマニアでも何でもない者、アンプもスピーカーをそこそこの値段のものが既にあるのに、それだけのお金をねん出するのはなかなかのことです。でも来年の春には買うつもりです。節約生活をして、なんとかひねり出します。それだけの価値がある音でした。
時間が迫っていたので、後ろ髪をひかれながら(坊主頭で後ろ髪はありませんが)東急ハンズを後にし、本屋に駆け込みました。試験が終わったら是非とも読みたいと思っていた本を購入するためです。他の本には見向きもせず、その本を購入して駅へと向かいました。その本についてはまたいつか書きます。
試験の出来とフェルメールは残念でしたが、Yoshii9は収穫でした。お金を工面し、早く自分のものにしたいと思います。
しかし落ち込んでばかりもいられません。せっかく試験が関西であったのだからと、フェルメールを見てきました。帰りのことを考えると、他の作品は横目で眺め、「真珠」だけじっくり見ることにしました。あ、ルーベンスだと、フランダースの犬を思い出しながら、足を止めずに横目で見るだけ。時間があればじっくり見ることができるのに。
フェルメールは一つの展示場を独占して飾られていました。展示場の広さに比べ余りにも小さいフェルメール。ちょっと残念な展示でした。実物をみても、特に感動はありませんでした。正直、こんなものかといったところです。時間に追われ、じっくり見る精神的な余裕がなかったためでしょうか。それとも、年をとって、物事に感動する能力が衰えてしまったのでしょうか。20歳の頃、ピカソの実物を見て、背中がぞくぞくするのを感じたのが懐かしいです。
急いだのは他にまだ用件があったからです。三宮の東急ハンズで、あるスピーカーを試聴したかったのです。あまり有名ではないのですが、TIMEDOMAIN社のYoshii9というスピーカーです。たまたまネットで見つけ、いろいろ見ていくと、かなり熱狂的なファンがいるものらしいです。特に自分で楽器を演奏する方に評判が良いようでした。楽器を演奏する人は、特に演奏上音に関して強いこだわりを持ちます。そのような人たちが評価するスピーカー。是非一度効いた見たかったのです。Yoshii9は高いため、おいそれと購入はできません。しかし同社のlightとminiというスピーカーなら安いため、よければ買ってみるかなと思っていました。
TIMEDOMAIN社のページでみると、三宮東急ハンズでは5Aに展示しているということでしたが、場所が引っ越したのか、隣の4Cにありました。ギターの曲がデモで流れていましたが、なかなかの音です。近くに店員さんがいなかったので、勝手にセレクターをいじり、miniとか他社のTIMEDOMAINライセンススピーカーと聴き比べを行いました。どれもなかなかの音なのですが、どうしてもYoshii9と比べてしまうと差が歴然としてしまいます。
今までオーディオに興味があり、評判の良いアンプやスピーカー等を手に入れて聴いていました。正直なところ、自分は耳が悪いし、音楽的な素養もないためか、あまりアンプやスピーカーの差というのを感じたことがありませんでした。しかし今回は違いました。オーディオ評論家がよく使う、音の解像度の違いというのが初めてわかったような気がしました。音の細かいところが違うのです。本当に薄皮一枚はがれた感じがするのです。度のずれたメガネをかけ続けて慣れてしまっていたのが、メガネを新調して世界が違って見えてくるのに近いかもしれません。しかも使っているのは、安そうなポータブルのCDプレーヤーとセレクター、それにYoshii9に付いてくる標準のアンプを繋いだだけなのです。
問題は値段だけです。アンプとスピーカーセットで31万5千円。オーディオマニアにとっては、電源ケーブル数本分の、格安な値段だそうです。しかしマニアでも何でもない者、アンプもスピーカーをそこそこの値段のものが既にあるのに、それだけのお金をねん出するのはなかなかのことです。でも来年の春には買うつもりです。節約生活をして、なんとかひねり出します。それだけの価値がある音でした。
時間が迫っていたので、後ろ髪をひかれながら(坊主頭で後ろ髪はありませんが)東急ハンズを後にし、本屋に駆け込みました。試験が終わったら是非とも読みたいと思っていた本を購入するためです。他の本には見向きもせず、その本を購入して駅へと向かいました。その本についてはまたいつか書きます。
試験の出来とフェルメールは残念でしたが、Yoshii9は収穫でした。お金を工面し、早く自分のものにしたいと思います。
2012-10-09 22:14
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