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EX-wordとBrain、語学学習に向く電子辞書は? [日記]

 新しい電子辞書を購入しました。新しいと言っても、数年前に出た機種の中古品です。EX-word XD-K18000という、当時としては最高機種ですが、今なら2万円ちょっとで購入できます。Brainと違って、乾電池起動のため、中古でもバッテリーのへたりは気になりません。英語のプロフェッショナル向けで、自分にはオーバースペックでしたが、Oxford Dictionary of English を使いたくてこの機種にしました。

 私の電子辞書歴は、SEIKOのSR-T7000(英語専門家向け)、Brain PW-SJ1(中学生向け)、電子辞書といって良いのかわかりませんが、Kidle paper whiteの辞書、ときて4代目です。英語専門家向けから中学生向けに変えたのは、SEIKOには音声再生機能が無かったためです。英語勉強のやり直しを通じて、音声の重要性を痛感したため、とりあえず簡単に音が聞ける辞書が欲しかったのです。中学生向けでもジーニアス英和辞書が入っているので十分かなと考えたのと、非常に安かったので(1万円台)購入したものです(これも中古)。しかし語彙数の不足はいかんともしがたく、Kindle paper whiteの辞書を使っていました。kindleは頻回にバージョンアップ(ダウン?)するので、最近のバージョンではわかりませんが、kindle付属の辞書を(ダウンロードが必要でしたが)普通の書籍のように見ることが出来ました。検索機能を使って電子辞書のように使っていたのが、Oxford Dictionary of Englishでした。英英辞典は、自分には少し敷居が高いのですが、使ってみると勉強になりました。説明の中の知らない単語を、これまたKindle内蔵のプログレッシブ英和で引きながら読むとよくわかるのです。Kindleで残念なのは、ソフトキーボードが使いにくいのと、音声再生が無いことです。そこで専用の電子辞書に戻ってきました。

 EX-wordを2,3ヶ月使ってみて、語学学習者としてBrainとの比較をしてみたいと思います。

1.辞書
 使い勝手はそんなに違いがありません。慣れの問題だと思います。ただコンテンツを比較するとEX-wordが良いです。高校レベルまでなら違いが無いと思いますが、大学以降、特に理系にとってはEX-wordしかないのではないでしょうか。LongmanやOxfordの学習者向け英英辞典はどちらにもありますが、Oxford Dictionary of Englishや研究社の英和活用辞典はEx-wordしかありません。

2.音声再生
 付属辞書の音声再生は差が無いと思います。しかし、書籍の付録CD等の音声を取り込んで再生させようとすると、Brainしかありません。Ex-wordもネットから音声CDローダーというソフトをダウンロードして使えます。しかしこれが使い勝手が悪い。最初は上手く動かなかったので、サポートセンターに問い合わせをしました。とても迅速に丁寧な返事が来て、印象はいいのですが、ソフトの使い勝手が悪すぎます。電子辞書での再生もいまいちです。スピードは変更出来るようですが、語学学習に必須の、聞き逃したフレーズを聞き直すための、ちょっと戻して聴くという事が出来ません。Brainだとボタン一つで10秒前に戻せます。Ex-wordではファイルの最初に戻ってしまいます。
 Brainだとmp3ファイルがそのまま使えます。パソコンでmp3ファイルをSDカードにコピーするだけです。Ex-wordでは、パソコンとEx-wordを接続し、パソコンでCDをセットして独自にデータ変換して転送します。CDでないと使えないようで、パソコン内の音声データは使えません。例えば、「毎日の英文法」は音声CDが付属せず、ネットからmp3データをダウンロードするようになっています。BrainならダウンロードしたデータをSDカードにコピーして終わり。EX-wordに無理矢理取り込もうとすると、1.mp3 -> WAVに変換 2.CDに焼く 3.CD音声ローダーで取り込み と言ったところでしょうか。そこまでするならば、別の音声再生装置を使った方が良いでしょう。
 Ex-wordでは、内蔵スピーカーとイヤホンの音声切り替えスイッチがあります。Brainではイヤホンをさせば自動で切り替わります。いまどきEX-wordのようなスイッチがあるものは珍しいのではないでしょうか。

結論:語学学習者にはBrainがおすすめ

 高校生までは絶対Brainがおすすめです。語学学習には音声が必須。電子辞書と別の音声再生装置を用意するのは面倒です。電子辞書だけでまかなえるのが良いと思います。

 大学以降では悩ましいところです。必要な辞書を探すと、どうしてもEx-wordしかなさそうです。その際は別に音声再生装置が必要となります。

 最近の人にとっては、スマホがあれば電子辞書などいらないのでしょうが・・・





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キャンプでAmazon Echoを使う [日記]

 もう1ヶ月以上経ってしまいましたが、キャンプにAmazon Echo Dotを持って行って使ってきました。その備忘録です。
 
 電源はモバイルバッテリー(Anker PowerCore 20100/20100mAh)、Wifiはスマホ(iphone SE)のデザリングを使用。バッテリーがどのくらい持つか心配だったのですが、杞憂でした。1泊2日で、1日目昼頃から夜までおよそ6-8時間位、2日目朝から昼間で4時間程度、夜にiphoneSEの充電を行って、残容量を示すインジケーターが4個から3個に減っただけでした。予想外だったのが、データ通信量で、初日は775MB、2日目は553MBでした。2日目は電波状態が悪かったのか、音楽が途中で途切れることが多かったです。その影響で、データ再送信が多かったのかもしれません。
 
 スマホは格安SIMを使用、1ヶ月3Gの契約です。最近はほとんど使っていなかったので、1回のキャンプで1G使用なら、月2回程度は問題なさそうです。それ以上使おうと思うと、データ通信量を気にする必要がありそう。

 実際の手順は、

1.出発前の下準備
Amazon Echo DotのWifi設定で、スマホのWifiを認識させなければなりません。そのために、デザリング用のスマホの他に、Echo設定用のスマホ/タブレット端末が必要です。Echo設定用はWifiさえ使えれば良いので、Wifi用iPadの使用でも大丈夫です。
Echo設定用のスマホ/タブレットにAlexaアプリをインストール。スマホのデザリングをONにしてから、Alexaアプリを使ってWifi設定をスマホのものに変更します。

2.キャンプでの使用
スマホのデザリングをONにしてから、EchoにモバイルバッテリーからのUSB線を繋ぎます。これだけでOK。通常のEchoと同じように "あれくさ" と呼びかけてください。

3.帰宅後
通常通りEchoを起動させれば、勝手に家のWifiと繋がります。

 キャンプに行ってまで "あれくさ" は嫌な感じですが、手軽に音楽やラジオを聴けるので重宝しています。通常のAmazon Echoだとちょっと大きいですが、Dotだと小さくて持ち運びも楽です。

 一度お試しあれ。


Echo Dot (エコードット) 第2世代 - スマートスピーカー with Alexa、ブラック

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  • 出版社/メーカー: Amazon
  • メディア: エレクトロニクス







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解析概論の傷? [日記]

 線型代数入門に続き、志賀浩二の固有値問題30講を読んでいました。この本は、はしがきに
  ”固有値問題を2次の行列の場合からはじめて、ヒルベルト空間上の作用素のスペクトル分解に至るまでの道を一気に描いてみた”
とあるように、線型代数から関数解析学を固有値問題という点からまとめられた本だ。
 落ちこぼれ学生だった私には、ヒルベルト空間などさっぱり分からなかった。この本で、雰囲気ぐらいは味わえるかなと読み始めた。線型代数入門を読んだ後だったので、前半部分は復習となり、快調に読めた。しかし、後半、積分方程式のお話の後、ヒルベルト空間が出てくるとかなり手こずった。収束問題や、完備性などの解析学用語が出てくると、もういけない。学生時代に結構やったはずだが、どうも自信がない。
 この本自体も、証明は『ルベーグ積分30講』を参照していただきたい、などと逃げているようなところもある。しかしどうせなら、もう少し自分なりに納得したい。
 というわけで、固有値問題30講は一時中断し、簡単な本を軽く読んで復習してみようと思った。さすがに高木解析概論を読む元気はない。そこで簡単そうな田島一郎『解析入門』岩波書店を読み始めた処だ。
 イプシロン-デルタから詳しく書かれていて、とても分かりやすい。学生時代に使いたかった本だ。本当に今の学生は幸せだ。
 なつかしのデデキントの切断、有界な単調数列の収束など懐かしい単語を復習していると、解析概論で出てきた図があった。少し記憶と違うなと思い、解析概論を取り出してきて比較した。実数の連続性に関する4つの定理、1)デデキントの切断、2)上限または下限の存在、3)有界単調数列の収束と4)区間縮小法が同等であると説明する図だ。たしかに解析入門では少し変更されていて、4)から1)を証明するとき、2)、3)から証明できる5)アルキメデスの公理というのを挿入している。4)から1)を証明する途中で5)が必要になるのだ。
 これを見て、あることを思い出した。森毅の何かの本で、授業である有名な本を使っていたら、その本に問題があり、そこを学生に質問されて困った、という話だ。おそらく高木解析概論だろうなと想像していたが、それがどの箇所かは全く分からなかった。この田島解析入門は、解析概論をかみ砕いて解説している様な本である。わざわざ解析概論の図を変更していることから、森毅が困ったところはここではないかと想像している。
 たしかによく考えてみると、4)から1)の証明には5)が必要だ。以前解析概論のその部分を読んだ時は全く考えもしなかったし、この本で指摘されてもそのままスルーしてしまうところであった。
 こんな点からも、自分がいかにいい加減に数学の勉強をしていたか分かってしまう。この田島解析入門、なかなか侮れない本である。


解析入門 (岩波全書 325)

解析入門 (岩波全書 325)

  • 作者: 田島 一郎
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1981/01/20
  • メディア: 単行本



固有値問題30講 (数学30講シリーズ)

固有値問題30講 (数学30講シリーズ)

  • 作者: 志賀 浩二
  • 出版社/メーカー: 朝倉書店
  • 発売日: 1991/05/01
  • メディア: 単行本



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一年かけて松坂線型代数入門読了 [日記]

 何回か挑戦しながら、途中で挫折を繰り返した松坂和夫の線型代数入門、本日やっと読了しました。昨年のゴールデンウィークからなので、ほぼ1年かかりました。

 今回はいままでと違い、1)ノートをとる、2)問題も面倒だけど解く と決めて気合いを入れてやりました。高校数学からの連絡をはかる第1章はさすがに飛ばしましたが、第2章からまじめに読んだつもりです。ノートは合計5冊になりました。学生の時にこれぐらい真面目にやっておけばよかったと、今更ながら反省しています。

 学生時代は、微積については結構力を入れていました。しかし、線型代数はかなりいい加減だったようです。単純だけど面倒な行列計算が嫌だったのもあるかもしれません。

 最初は行列計算も手でやっていたのですが、途中からMaximaを使うようになり、かなりはかどりました。これが無ければJordanなどは諦めていたでしょう。Maximaでは固有値や固有ベクトルなど簡単に求められるようですが、それは使わず(使い方をよく知らない)、固有方程式を作り固有値を求め、固有ベクトルを計算しました。行列を対角化したり、Jordanの標準形を求めたり、S+N分解が出来たときなどは結構うれしいものです。手計算では挫折していたでしょう。

 解けない問も結構あったのですが、この本の問題は、本文の補足になっていたり、一つの問題の解が次の問題を答えるために使われたりヒントになっていたりしています。理解を助けるための教育的配慮がなされた問題だと思います。当然、大学院入試等には向いていません。

 Maximaの使い方がまだまだ未熟なので、横田博史 はじめてのMaxima も読みたいところです。しかし、使いながらわからないところを調べていった方が早そうです。今後は、本文中で紹介されていたスメール・ハッシュの力学系入門か、志賀浩二の固有値問題30講を読むつもりです。


線型代数入門

線型代数入門

  • 作者: 松坂 和夫
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1980/09/04
  • メディア: 単行本



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Amazon Echo Dot が届いた日 [日記]

 平成29年12月1日、Amazon echo dotが届いた。さっそく設定。Alexaアプリが必要だが、アプリさえ起動させてしまえば簡単。古いiPad2でも大丈夫だった。設定さえ済んでしまえばスマホやタブレットは必要ない。アプリが必要なのは設定の時だけのようだ。残念ながら、PCでは対応していない。

 echoはスキルというアプリのようなものを追加して様々な機能を使えるようにする。手軽にradikoを聴きたかったので購入したため、さっそくradikoを探す。アプリの左上にある三本線のメニューからスキルを選択、radikoを選べば使えるようになる。横に”波の音”というのがあり、ついでに追加してみた。

 echoを起動するには「Alexa」と呼びかけるのだが、ちょっと恥ずかしい。他の名前はないかなと探すと、設定の「ウェイクワード」で変更できた。他の選択肢は「Amazon」,「Echo」,「Computer」しかない。しかたなく「Echo」に変更。こんな機械に話しかけるのはどうも照れくさい。でも以外と慣れそうだ。

 音楽も試してみた。「Jazzをかけて」とか「Classicをかけて」で反応してくれる。「歌謡曲」「80年代JPOP」もできた。何故か「中森明菜」はOKだったが、「中島みゆき」はダメだった。「宇多田ヒカル」はなし、「椎名林檎」は1曲だけ、「東京事変」はOK。かなり癖がある。Amazon Music Unlimitedにすればできるのかな?
 
 いろいろ試してみて、想像以上に便利だった。使いながら、これはHAL9000だと思った。『2001年宇宙の旅』のHALがこんな形で実現されるとは。「ウェイクワード」に「HAL」が無いのはさみしいところ。Echoの開発者は「2001年」を見ていないか、古い映画としか思っていないのだろう。「2001年」に感動したものならば、絶対「HAL」にするはずだ。

 アメリカでは2015年6月には一般に入手できていたらしい。日本では2年遅れ。元エンジニアとしては寂しいところだ。スマホが出たときは、やっと出たかと思っていた。HALは一般家庭では無理だと思っていた。こんなものが五千円程度で手に入るとは。将棋も囲碁もコンピューターにはかなわない。もうどこかでHALは生まれているのかも。

今日は天皇の御退位も決まり、平成も再来年には終わってしまう。
「昭和は遠くになりにけり」を実感した一日だった。



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丸善ジュンク堂ネットストアからhontoに変わって困った事 [日記]

 どのネット書店でも品切れになった本が、丸善ジュンク堂の実店舗で在庫があり、ネットストア経由で購入出来たことがありました。在庫実店舗からネットセンター(?)に配送し、発送されたようで、注文から2週間近くまたされました。しかし時間がかかっても品切れ品を定価で手に入れられて助かりました。Amazonではマーケットプレイスでプレミアム価格となっていたからです。丸善ジュンク堂ネットストアを使ったのはその1回だけですが、また品切れ品を探すときに利用しようと思っていました。
 先日、Amazon等で品切れになっている本をhontoで購入しようとしました。丸善ジュンク堂の実店舗在庫をみると、まだ何軒かで在庫があるようです。時間がかかっても良いので、hontoで注文をしました。記録をみると10月29日。すぐに手配したとのメイルが届きました。ところが2週間後の11月13日、在庫切れキャンセルのメイルが来ました。あれ、と思いながら、実店舗在庫を見ると、まだ在庫ありの店舗があります。
 hontoになったことで、丸善ジュンク堂だけでなく文教堂も関わってきたためか、実店舗在庫の発送ができなくなったのでしょうか。
 たまたま在庫がある店舗の県内に用事があったので、足を伸ばして実店舗まで行ってきました。11月18日なんとか希望の本を入手しました。
 通常の本だと、やはりAmazonの方が圧倒的に早いので、ついついAmazonを使ってしまいます。その程度の利用しかないので、ハイブリッド書店サービスhontoにサービス統合されても文句は言えないのは重々承知しております。しかし提携がポイントサービスだけというのはなんとも残念です。配送・発送の手間を考えると難しいのかもしれませんが。

 そこまで苦労して手に入れた本は、小田周二『524人の命乞い 日航123便乗客員怪死の謎』文芸社です。とても恐ろしい本です。とても信じたくありませんが、本当のようです。買ったその日に読み切ってしまいました。こんなことは最近なかったことです。何か書かなければと思いながらも、色々考えてしまい書けません。ただ、是非多くの人に読んで欲しい本であることは間違いありません。

 問題は、入手が難しいこと!!!


524人の命乞い 日航123便乗客乗員怪死の謎

524人の命乞い 日航123便乗客乗員怪死の謎

  • 作者: 小田 周二
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2017/08/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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ポメラDM200使ってみて [日記]

何点か気づいたこと。

1.機動は思ったより遅い。パソコンに比較すると断然早いが、開けるとすぐに入力可能と思っていただけに、あれ故障か?と思わせる間がある。
2.再開時にカーソルが先頭に戻ってしまう。これはちょっといただけない。中断した文章を再開するのは想定されていないのか。
3.半角/全角キーが左上端でない。キーボードの左上端はESCキーになっていて、その隣に半角/全角キーがある。些細なことだが、使い勝手を悪くしている。

 と書いてきて気づいた。あれ、キー設定ってできないのかな?本体だけでなくマニュアルも実家に持ってくればよかったと後悔。しかたなくMenuを探すと色々あった。「書式」→「カーソル設定」で起動時のカーソル位置「文頭」「文末」「終了時」から選択できる。2は解決。
 「設定」→「キー設定」→「キー割付」でESCキーと半角/全角キーの入れ替えができた。ところが、普段は意識していなかったが、ESCキーが左から2番目だとこれも非常に使いにくい。特にポメラはMenuからファイル管理を行うため、Menuからの復帰にESCキーを多用する。ESCキーと半角/全角キーを入れ替え、ESCキーが左上端2つめにするとこれまた使いにくい。最終的にはESCキーと半角/全角キーの入れ替えは行わず、スペース左横の「無変換」キーに半角/全角キーを設定した。会社では古いMAC BOOK(2007年頃の白い奴)を使っていて、こういう使い方に少し慣れてきていた。よく使う半角/全角キーはスペース横の方がブラインドタッチ時の指の動きが少なくてすみ、より使い勝手が良さそうだ。
 しかしポメラDM200のキー配置を見ると、長方形の中に電源キーを除くキーを詰め込んでいる。ESCキーの上にスペースがあるから、ESCキーも電源キーのように、他のキーから話して設置してほしいところだ。

以上までは実家でマニュアルなしで書き上げた。ポメラDM200にはWiFi機能があり、iPhone等にデータをとばせるはずだった。gmailのパスワードがうろ覚えで、うまくiPhoneに転送できなかった。先日のブログはQRコードを使ってiPhoneに転送し、アップロードした。世間ではお盆休みだが、カレンダー通りの会社のため、本日8月13日夜一人帰宅。マニュアルを参照しながら書いている。うまくいかなかったのは、gmailのアカウントで「安全性の低いアプリの許可」を有効にしていなかったからだ。これはマニュアルを見ないと思いつかなかった。念のためポメラのバージョンをv1.02からv1.03にあげた。少し使ってみたが、

4.WiFiの接続に時間がかかる。「ポメラSync」「アップロード」を選択するとWiFiに接続するようだが、WiFi回路の機動か、認証に時間がかかるようで、数秒待たされる。

軽く触っての感想だ。今晩中にLinux導入したいところだが、ここは我慢して慎重に行こう。神様、EKESETE.net.blogさんの「Linux on Pomera DM200 人柱版その2」を熟読してから明日挑戦予定。
とりあえず今日はバックアップまで。





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懲りない奴 [日記]

結局買ってしまったポメラDM200。動機はlinux。さっそく導入したいところだが、水曜にぽっちって木曜に着、金曜早朝から実家に来ているためlinuxは手つかず。純粋なポメラとして遊び始めた。この文章も実家でポメラを使って作成している。
 最近、あまっているRaspberry Pi3でサーバー立ち上げを目論んでいる。家にあるRaspberryサーバーを外からLinuxポメラ端末で管理する。こんなことを夢見ている。

 家では「Libretto M3」「ザウルス」「Life Touch Note」等のモバイル戦士達の骸が埃をかぶっている。たくさんの夢を見させてもったが、いずれも夢半ばで倒れたもの達だ。このポメラも同じ運命をたどる気がしないでもないが、こんどこそはと・・・懲りてない奴です。





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夏の物欲と煩悩 [日記]

 フリーのRPN電卓アプリFree42を使っているが、実物電卓と違ってボタンが無いので使いにくい。さりとてあえて電卓を購入するほど電卓を使っているわけではない。しかたなくアプリで我慢していた。少ないながらもボーナスが出て、やっと憧れのHP電卓を購入する気になった。現在購入できるもはHP-35sしかないと思っていたが、HP Primeというグラフ電卓に目がとまる。CAS:Computer Algebra Systemという数式処理がついているらしい。数式処理ができるとなると俄然物欲が亢進。HP Primeよりは古いHP 50gの方が格好いい。CASではTIの電卓の方が評判がいい。処理速度はHP Prime。でも高い。TI-Nspire CX CASが値段も安くよさそう。元々はRPNが使いたかったのに・・・
 
 物欲と煩悩、優柔不断で無意味なネットサーフィンが続いた。最終的に私が出した結論は、「アメリカのAmazonでHP Primeを購入」。
 
 さてアメリカAmazonで日本から購入するには、と検索していたら
  ポメラ DM200でLinux
という記事を見つけてしまった。これはいかん。ポメラには以前から興味があったが、いかんせんテキスト入力だけであの値段ではと躊躇していた。しかしLinuxが動くとなると全く違う。憧れのMobile Gearの再来だ。

 HP Prime購入計画は吹き飛び、DM200購入に関して懊悩が続く。GPD Pocketというパソコンも面白そう。ああ、でも欲しいのはしっかりしたキーボード。
 
 会社昼休みに保護カバー付きの最安値品を見つけ購入手続きを取る。手続きに手間取っていたら昼休みが終わってしまう。しかたなく帰宅してから購入しようと思ったが、帰宅後みたら、そこは売り切れ。皆考えることは一緒らしい。
 
 ここで少し冷静になった。あのLifeTouch Noteでさえ埃を被っている。ポメラも結局は同じ轍を踏む事になるだろう。RPNからずいぶんと彷徨ってしまった。

HP Prime Graphing Calculator G8X92AA [並行輸入品]

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キングジム デジタルメモ ポメラ DM100 ブラック

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  • 出版社/メーカー: キングジム(KINGJIM)
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複素関数論が何故こんなに分かりやすいのか [日記]

 高校がとてもダメなところだったため、勉強といえば独学しか選択がなかった。幸運にもそんな高校から大学に入れた。反動で、大学ではよくわからず沢山授業を受講した。うちの大学は、1年から専門の授業があり、一般教養と専門の授業を並行して受けるようになっていた。一般教養も、1年の専門講義も無い枠に、2年向けの複素関数の講義があった。やる気に満ちた私は、それを選択してしまったのだ。つまり、微分積分学と線形代数をとりながら、複素関数の講義を受けていたのだ。大学のイプシロンデルタに困惑しながらコーシーリーマンを理解できるわけが無い。来年もう一度受講すればいいと思っていた。まるで分かっていないが、うちのようないわゆる駅弁大学では、それでも試験が通ってしまったのだ。2年になって、大学のゆるい生活に慣れてしまうと、単位をもらった複素関数をもう一度とろうとは思わなくなってしまった。そんなわけで、複素関数がよく分からないまま今日まで来てしまった。何回かやり直そうとも思ったが、挫折してきた。
 
 たまたまtkyonという方の 英語で学ぶ物理学 Google サイト版
 という素晴しいページを発見した。とてもためになり、参考にさせてもらっている。ただ、英語の講義は私のレベルには難しく、何回も見直す時間もない。そんな中慶應義塾大学の授業を見てみた。大学院生みたいな若いお兄さんが講義していてビックリしたが、調べてみると准教授らしく、さらにビックリ。自分が年取ってしまったんだなと、今更ながらに気づかされた。youtubeの講義ビデオの他に、web上で練習問題と解答まで載せてくれている。なんともありがたい時代になったものだ。
 公開されている11回分の講義を見たが、とても分かりやすかった。複素関数論に対する苦手意識が解消された。しかし、何故こんなに分かりやすいのだろうと考えてみた。30年以上前に受けた講義と比較してみると、

1)なぜこんなことをやるか、説明しながら進む。長沼伸一郎『物理数学の直感的方法』の恩恵かもしれないが、これからやろうとしていることの目的を話しながら講義してくれている。これがありがたい。自分の目的地を教えてくれるだけでこんなに違うものなんだな。

2)板書の量が少ない。昔受けた講義は、ただひたすら板書していた気がする。黒板が2段になっていて、教師が書きながら上下に動かしていた。たまに教師が動かし忘れ、今書いたばかりのところを消して書き出したりして、よく悲鳴が上がっていた。慶応のビデオでは、黒板(後半は年度が代わり、ホワイトボードになっていたが)は横長で固定式だった。定かではないが、昔の黒板より面積が狭い気がした。

3)進み方がゆっくり? 曲がりなりにも、一度勉強したことなので、ゆっくりに感じるのは当たり前かもしれない。しかし昔はもっと詰め込まれていたような気がする。等角写像、解析接続、リーマン面とかやってた気がする。

4)講義の中で演習を行う。ビデオではカットされているが、講義の途中で簡単な演習の時間がある。私も同じように演習をやってみたが、自分で手を動かすというのが理解にはとても役に立つ。

5)疲れたり分からないとき中断できる。講義を自分のペースに変えられるのはとても便利である。止めて振り返るだけでなく、板書中は早送りしたりもした。

 教科書では行間を読まなければ行けないようなことも、講義では伝えてくれる。こんな講義を自由に受けられる。本当に素晴らしいことだ。これを機に複素関数の教科書を読むことにする。
 
 この講義を行っている山本直樹(まんが家と同姓同名)先生は、ご自分で『複素関数論の基礎』という教科書を書いている。ビデオ中の教科書もこの本のことだと思っていた。しかし、11回の最後の処で映っている本は、どうも神保道夫『複素関数入門』のようだ。


複素関数論の基礎

複素関数論の基礎

  • 作者: 山本 直樹
  • 出版社/メーカー: 裳華房
  • 発売日: 2015/11/28
  • メディア: 単行本



複素関数入門 (現代数学への入門)

複素関数入門 (現代数学への入門)

  • 作者: 神保 道夫
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2003/12/12
  • メディア: 単行本



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