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中島みゆきを聴きたくて大掃除 [日記]

 最近、NHKのど自慢を見ることが多い。たまたまその時間にTVを付けることが多く、見るというより流しているという感じだ。上手な人が歌っているとつい聴き入ってしまうことがある。3月19日でも、巧い男性が「糸」を歌っていて、じっくりと聞いた。案の定、その日のチャンピオンになっていた。
 翌20日、7時のNHKニュースの後、のど自慢グランドチャンピオン大会をやっていて、全部見てしまった。若い男性の「化粧」に引き込まれた。誰か男性歌手がカバーしているのか、中島みゆきとは違う歌い方だった。プロとしても通用しそうなほど巧く、みごとグランドチャンピオンに選ばれた。
 奇しくも二日連続で巧く歌っている人に遭遇し、オリジナルを聴きたくなった。「化粧」や「糸」は好きで良く聴いていたので、当然リッピングして取り込んでいると思っていた。残念ながら、両方とも我が家のサーバー上には無かった。当時はまだCDから直接かけていたようだ。
 今の家に引っ越す前に、良く聴く曲はリッピングしておいたので、CDは全く未整理の状態になっている。散逸した中島みゆきのCDを捜索するため、大掃除になってしまった。「糸」は発見されたが、「化粧」は未だ行方不明である。
 中島みゆきを捜索していたのだが、忘れていたCDが発見された。久保田早紀、太田広美、八神純子、キャンディーズ、渡辺真知子等のベスト盤だ。懐かしくてつい取り込んでしまう。確認のため曲を聴き、作業が進まない。
 
 昔の曲を聴いていると、何故当時のことを思い出すのだろう。音楽とエピソード記憶とは結びつきやすいのか。
 
 中島みゆきの『予感』も発見。しかしこれは良い曲が「ファイト!」だけだったと思っていた。「ファイト!」は『大吟醸』にあり、そちらで取り込んでたまに聴いていた。あえて取り込まなくてもいいかなとも思ったが、念のため取り込む。確認のためにちょっと聴いてみた。そして後悔した。もっと早く取り込んでおくべきだった。ここにも良い曲がたくさんあった。「夏土産」「ばいばいどくおぶざべい」「テキーラを飲みほして」「金魚」。忘れていたことを思い出しながら、ついつい聴き入ってしまう。
 
 こんな感じで、先週末は終わった。こうなったら今週末は、意地でも「化粧」を発掘するつもりだ。
 
 追記:この文章を書きながら『予感』をまた聴いている。「誰のせいでもない雨が」「縁」も良いな。というか、全部良いな。『予感』は傑作だったんだな。そいうえば、”キツネ狩り”がどうとかこうとかいう曲もあったな。どうしたっけ?今週末も忙しい。


予感

予感

  • アーティスト: 中島みゆき
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2001/04/18
  • メディア: CD



ラズパイがイッパイ [オーディオ]

 今年の備忘録。去年の備忘録に書いたように、オーディオ用にRaspberry Pi2,Mathematica用にRaspberry Pi3を使っている。Raspberry Pi2+Volumio2+I2SのPCM5122+Yoshii9は素晴らしく満足している。しかし時には長岡鉄男のD-1も聴きたくなる。ALIX2D3をこちらに転用するという手もあるが、一度I2S接続の音を体験してしまうとUSB-DACには戻れない。TA2024のデジタルアンプも余っているので、もう一台Raspberry Piを導入することにした。
 Pi3が主流だが、オーディオ的にはどうなのだろう?動作周波数も高く、WiFiやBluetoothもついていて、ノイズ源は多い。聴くものはCD音源、16bit44.2kHzであるから、高い処理能力は必要ない。しかし有線LANは必要。ということでRaspberry Pi B+という古い機種にした。
 古い機種なのでもう取り扱っていないかと思いきや、RSコンポーネンツというところで扱っていた。値段も3300円程度と手頃。さっそく購入、と思いきや他の製品にも目がいってしまった。ここではMade in JapanのPi3を取り扱っていた。値段も1月当時5200円と安い。実家用にあっても良いなと、ついでにポチ。そんなわけで、Pi2が1台、Pi3が2台、B+が1台、計4台が家にころがっています。

 I2S接続のDACは、今回は前と違うES9023が良いかなと、評判が良いSabreBerry+を選択。良く確認しなかったのですが、SabreBerry+にはRCA端子が付いていません。うちのような田舎にはパーツ屋さん等なく、RCA端子を求めてホームセンター巡り。電気配線の端子類は扱っていても、RCA端子は無し。普通の家電製品にはRCA端子が付いていますから、端子だけ買ういう人はいないのでしょう。あとは通販だけ。他に買うものが出来たら注文するかと放置。
 部屋を掃除しているとき、ふと思いついて家にあるRCAケーブルを集めてみた。使っていないものだけで6本もあった。RCA端子が必要と思い込んでいたが、逆転の発想で、RCAケーブルをSabreBerry+に使うことにした。RCAケーブルを切ってSabreBerry+に直に半田付けした。私の使用方法では直付けで十分であった。
 あとはソフト。メインにはVolumio2を使用。色々試してみようと、デスクで使ってみることにした。LightMPDを試したが何故かうまく動かなかった。RuneAudioを試したが、時々左側の音が出なくなる。RCAケーブルの半田付けが悪かったのかとも思ったが、原因不明。ほーりーさんのVolumio改に変更したところ、改善した。
 調整のためデスクで"PiB+"+"Volumio改"+"SabreBerry+"+"TOPPING TP30"+"Bose 33WER"にて使用中。TOPPING TP30はUSB-DACが付いているAMPで、パソコンUSBに繋ぎ、PiB+と切り替えている。PiB+とI2SでAMPとしてなかなか良い音を出していて驚いた。Raspberry Pi
のI2S接続により、オーディオの上流が改善されたことで、今まで使っていたアンプやスピーカーが本来の力を発揮していなかったことが分かった。PiB+とSabreBerry+は長岡鉄男のD-1用にと思っていたが、書斎デスクのオーディオ用から動かしにくくなってしまった。
 Made in JapanのPi3はまだ箱の中。Raspberry Piをノートパソコンにする"pi-top"というのが気になっている。Pi3Japanをpi-top用にして、長岡D-1用にもう一台B+を・・・などとたわけたことを夢想している。

pi-top 日本仕様 (Raspberry Pi 3 Model B つき, 緑 Green)

pi-top 日本仕様 (Raspberry Pi 3 Model B つき, 緑 Green)

  • 出版社/メーカー: 梅本合同会社 / CEED LTD.
  • メディア: エレクトロニクス



備忘録2016 [日記]

 ほぼ1年ぶりの更新です。去年1年を振り返り、今年の目標を考えたいと思います。
 
英語
 ノートを見ると、最初は『入門英文解釈の技術70』を3回程度やったようです。ゴールデンウィーク頃から、語彙増強と会話入門を兼ねて『DUO3.0』を開始。45あるセクションを15ずつ3ブロックに分け、第1ブロック(1~15セクション)を6月までに3回完了。7月から第2ブロック(16~30)を始めるが、職場の移動があったり、夏休みのため途中で中断。特に1週間の夏休みでハワイ旅行に行ったが、英語が全く通じず落ち込む。この旅行で勉強の習慣が崩れ、9、10月は何も出来ませんでした。11月からDUOを再開するが、挫折。久しぶりに『ビジュアル英文解釈PARTⅡ』を引っ張り出して、2回読み終えた。
 
 去年の反省と今年の目標:英会話ができず落ち込んだが、勉強内容を考えれば会話はできなくて当たり前。英語の勉強を始めた動機は、科学論文を読み書き出来るようになること。今年は初心に返り、「科学論文の読み書き」が出来るように勉強の焦点を合わせる。
 
オーディオ
 30年位前に自作したスピーカーを捨てることが出来ず、いまだに家に置いてある。昔流行った長岡鉄男設計のスピーカー。バックロードホーンで、確かD-1とかいう名前。今の家では置いているだけで、音が出るようにはしていなかった。何か繋げたいなと思っていたところ、Raspberry Piというカード型のパソコンでネットオーディオというのが評判が良い。Raspberry Pi 2と、アマゾンの中で一番安かったDACカードと中華製デジタルアンプで試してみると、これが非常に良い音。我が家は1,2階が吹き抜けになっています。吹き抜けの2階部分の踊り場にスピーカーを置くと、吹き抜けがバックロードホーンを拡張し、家全体がスピーカーのようになります。このスピーカーでここまで低音がでるとは! ちょっとしたカルチャーショック。しばらくこちらがメインとなった。しかしこのD-1、ユニットは16cmフルレンジのみ。本来はツイーターが必要で、高音部が弱い。我が家のメインスピーカーであるYoshii9にRaspberryPi2を繋いだところ、ALIX2D3によるVoyageMPDは引退。RaspberryPi2がメインシステムとなった。

サインスマート HIFI DAC サウンドカード モジュール I2Sインターフェース Raspberry Pi B+、2 Model B対応


 
Mathematica
 オーディオ用に始めたRaspberryPi。調べてみると、標準OSにMathematicaが付いている。
 Mathematicaとは、有名な数式処理プログラムだが、値段がバカ高く、素人が趣味で使うにはとても手が出せるものではない。30年前、会社で隣の部署が購入。自分でやってみたくて、フロッピー十数枚を不正コピー(スイマセン。もう時効)。当時はMac版しかなかったため、MacClassic2と数値演算コプロを購入。Mathematica入門書を買ってきて試してみると、CPUパワーが足りず、とても使えたものではなかった。
 RaspberryPi2でMathematicaを試してみると、十分使える早さだった。しかしRaspberryPi2は既にオーディオのメインとなっている。設置したものをMathematica使用時にわざわざ持ってくるのも面倒。もう一台購入することにした。当時、すでにRaspberryPi3の発売がわかっていたので、RasPi3登場を待ち購入。
 
トレーニング
 NHK-BSの『ランスマ』とう番組をたまたま見て刺激を受けた。およそ10年前、第2回東京マラソンに出て完走。再びマラソンに挑戦したくなった。
 3月終り頃から、早起きして近所の公園をジョギング。3キロ程度から始め徐々に伸ばした。1キロ7分台だったのが、4月には6分後半、7月頃には6分前半になる。10年前は、直ぐに6分を切るようになれたが、今はなかなか切れない。春にあるマラソン大会にエントリーを目標にしていたが、いつの間にか締め切りになっていた。朝寒くなったこともあり、12月初旬からやめてしまった。

 今年の目標:3月頃、暖かくなったらまた始めよう。今度は忘れずにエントリー。
 
本の断捨離
 去年処分した本は、308冊162kg。平成26年の535冊より減ったが、重い本が多かったようで、26年の143kgを上回った。冊数には入れていないが、夏目漱石全集の外箱だけ捨てた。これだけで3kgあった。また、仕事関係の本・資料をできるだけ職場に置くことにした。全部で77kg。去年1年で240kg程減量できた。


備忘録2015 [日記]

 1年間全く更新してきませんでした。たいしたことも書いていないので、読む人もいません。このまま自然消滅でも良いかなとも思っていました。しかし、何かの機会にここに書いたことが覚え書きとして役に立ったことがありました。意外と記録を取っておくのは後で役に立つ物なのですね。そんなわけで、全くの自分用の覚え書きとして続けていこうと思います。取り敢えずは、何も更新しなかった2015年の出来事を、今覚えていることだけでも書いておこうと思います。
 
 正月休みから、『入門英文解釈の技術70』を始めました。評判の良い『基礎英文解釈の技術100』と迷ったのですが、最初は無理をせずに簡単な方にしました。しかしこれが大正解でした。いままで『英語リーディング教本』や『ビジュアル英文解釈』を読んできて、もやもやしていたものが霧が晴れてしっかり見通せる様になったような感じです。これを2と1/3周行いました。
 この時点で昔買ってしまったW.Daniel Hills”The Pattern on the Stone”というのを試しに読んでみました。突っかかりながらも読めるのに感動したものです。残念ながら、途中で間が空いてしまい最後まで読めませんでしたが、90/153ページまで読めました。
 『入門・・』の次ぎには『基礎英文解釈の技術100』をやろうと購入してきました。しかし、『入門70』と被るところが多く、簡単すぎるので10項目程度読んだところでやめてしまいました。もう少し難しそうな 西きょうじ『ポレポレ英文解釈プロセス50』を代わりに始めました。結構難しい例文ですが、全く手がでない訳ではなく、解説も良く分かりとても良い本でした。しかしこの本には致命的な欠点がありました。音声教材が無いのです。
 『入門70』をやってみて、現代の英語参考書で音声教材がないのはあり得ないことではないかと思い始めています。そこで残念ながら『ポレポレ』はやめて『基礎100』に戻りました。
 『基礎100』を結局2周行いました。『基礎100』も良い本だと思います。入試で英文和訳があるところの対策には是非必要だと思います。しかし私のように、理系の英文が読めれば良いものにとっては、『基礎100』までは必要ないと思います。それよりはどんどん原書を読んだ方がよさそうです。いろいろ原書を試してみています。構文把握力の維持のため、12月頃から『入門70』を再びやっています。
 『The Pattern on the Stone』を試してみて分かったのは、語彙力の不足です。文の構造が分かっても、単語の意味がわからないと結局は何もわかりません。また、重要単語が分からないと分の構造自体も分からなくなります。そこで語彙力アップのためいろいろ探してきました。
 私の世代の人間にとっては超定番の森一郎『試験に出る英単語』も、今は『耳から覚える試験に出る英単語』と変わりCD付きで出ています。さっそく購入し、通勤中CDを聴いてみましたが、なかなか覚えられない。昔購入した『奇跡の英単語』、『DUO3.0』、『WAO』、『英単語の集中講義』など色々取り出してきました。しかし英単語を覚えるのは、若いときでさえ難しかったのに、50過ぎてからはもうダメではないかとあきらめかけています。最後の最後と思い、清水かつぞー『英単語ピーナツ』を試しているところです。
 この『英単語ピーナツ』なかなか良さそうです。問題は、どうもこの本”音声CD”が付いているのですが、CD使用方法が想定されていないようなのです。”この本の使い方”を見てもCDについては何も書かれていません。今いろいろ使い方を検討している段階です。


入門英文解釈の技術70 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)

入門英文解釈の技術70 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)

  • 作者: 桑原 信淑
  • 出版社/メーカー: 桐原書店
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本



ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式

ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式

  • 作者: 西 きょうじ
  • 出版社/メーカー: 代々木ライブラリー
  • 発売日: 1993/09
  • メディア: 単行本



英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)

英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)

  • 作者: 杉野 隆
  • 出版社/メーカー: ピアソン桐原
  • 発売日: 2009/02
  • メディア: 単行本



英単語ピーナツほどおいしいものはない 銅メダルコース

英単語ピーナツほどおいしいものはない 銅メダルコース

  • 作者: 清水 かつぞー
  • 出版社/メーカー: 南雲堂
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 単行本



英単語ピーナツほどおいしいものはない 銀メダルコース

英単語ピーナツほどおいしいものはない 銀メダルコース

  • 作者: 清水 かつぞー
  • 出版社/メーカー: 南雲堂
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 単行本



英単語ピーナツほどおいしいものはない 金メダルコース

英単語ピーナツほどおいしいものはない 金メダルコース

  • 作者: 清水 かつぞー
  • 出版社/メーカー: 南雲堂
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 単行本



試験にでる英単語―耳から覚える (試験シリーズDX)

試験にでる英単語―耳から覚える (試験シリーズDX)

  • 作者: 森 一郎
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2003/01/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



The Pattern On The Stone: The Simple Ideas That Make Computers Work (Science Masters)

The Pattern On The Stone: The Simple Ideas That Make Computers Work (Science Masters)

  • 出版社/メーカー: Basic Books
  • 発売日: 2014/12/09
  • メディア: Kindle版



絶版・品切れ本の探し方 [日記]

 先日、実家近くの書店で岩波物理学叢書『くりこみ群の方法』をみつけたので、購入してきました。今の私には少し難しい本ですが、いつか読みこなしたいと思っています。
 ご存じの方も多いと思いますが、この本は現在品切れ(絶版?)で入手は難しいようです。時々アマゾンのマーケットプレイスにでますが、とんでもない値段が付いています。幸にも定価(4100円+税)で購入できました。これは”しっかり勉強しろよ”という天の声と勝手に解釈しています。
 最近、清水かつぞー『英単語ピーナツ銀メダルコース(旧版)』を始めたのですが、その中にYA『M単』が紹介されていました。これはおそらく赤尾好夫『英単語基本単語熟語集(通称”豆単”)』の事だと思われます。昔従兄弟にもらったものを使ったことがあったのですが、引っ越しで紛失してしまいました。そういえば数年前復刻版がでてたな、と思って調べてみると、清水かつぞーが欲しがっていた”昭和40年代前後の収録語数の多い”5訂版1966年のものでした。ミーハーな私はさっそく購入しようと思ったのですが、もう品切れでした。マーケットプレイスに出ていますが3000円+送料からで、その値段ではちょっと躊躇してしまいます。色々探してみると、まだ定価で扱っているところがあり、さっそく発注しました。まだ発送準備中で手元には届いていないのですが、来週末には手に出来そうです。こんな便利な方法があったのかと驚いているところです。そこで、私なりの絶版・品切れ本の探し方をまとめて見ようと思います。
 
1.アマゾン、ヤフーオークション等のネット。やはりこれが一番簡単で便利です。人気のない本だとマーケットプレイスやオークションでも安く手に入れることが出来ます。『英単語ピーナツ(旧版)』シリーズはこれで手に入れました。しかし利用者も多いので、人気のものはすぐ無くなったり、値段が高いです。

2.大型書店。特に地方にある大型書店では在庫として古い本が残っていることがあります。出張や旅行の時、時間が許す限りその地域の大型書店を探して入るようにしています。今回の『くりこみ群の方法』や、以前書いた『和文英訳の修行』、同じ著者の『和文英訳十二講』等もこうした大型書店で手に入れました。今は簡単に手に入るようになりましたが、砂川『量子力学』が品切れになり手に入りにくかったとき、松山のジュンク堂に普通に置いてありました。これは昔ながらの足を使った方法で、手間はかかるし確実性も無い、最近は流行らない方法でしょう。しかし子供の頃からやっている大好きな方法です。初めて神保町に行ったときは感動しました。

3.大型書店のネット。今回発見したのがこの方法です。丸善ジュンク堂のネットストアで『豆単』を探すと”お取り寄せ”となっていて、下に、”品切れの場合もございます”と書いてあります。以前他のところで”お取り寄せ”で注文したところ、”品切れ”で断られたことがありました。これも同じだなと思ったのですが、その下には”ゲスト注文は出版社取り寄せのみとなります”と、良く意味が分からないことが書いてあります。横には店舗在庫を見るボタンがあります。”すべて”で見てみると、名古屋や大阪、博多店には在庫があるようです。つまり、ゲストで注文->ネット在庫が無いと出版社取り寄せ->在庫なし。会員登録して注文->ネット在庫無し->各地域店の在庫取り寄せ->流通在庫あり。という違いがあるようです。これを使えば、各地域の丸善ジュンク堂を探し回る手間が無くなるのです。これはとても便利ですが、ちょっと寂しい気もします。
 ちなみに、2年前手に入れた『和文英訳の修行』は地方のジュンク堂でだったのですが、今はどこにも在庫が無いようです。
 
4.大型店のネット検索。最近の大型書店は、店内で在庫検索が出来るところがあります。一部の店では、その在庫検索を外のネットからも出来るところがあります。今回『くりこみ群の方法』を購入した書店でもネットから検索できました。これを知っていれば、わざわざ書店まで足を運ぶ必要がなくなります。ただし、たいていの大型書店はネット書店の検索と連動していて、本来の在庫検索では無いものが多いようです。
 書店で『くりこみ群の方法』を見つけたとき、横に『経路積分の方法』がありました。後でこの検索方法を知ってから試しに検索してみるとまだ在庫はあるようです。この2冊は同時期に復刊したようです。おそらく同じ市内にジュンク堂が出来た頃です。ジュンク堂が出来る、危機感を抱いた書店員が取り扱い本の種類を増やそうと発注、買う人がいなくて在庫で残る。そんな感じでしょうか。
 
2.の足で歩いて探し当てたときの感動は捨てがたいものです。これからも本屋探しはやっていきます。しかし、3,4を知ってしまったので、探し当てて感動する機会はこれからどんどん少なくなってしまうでしょう。便利だけども、少し残念です。


くりこみ群の方法 (現代物理学叢書)

くりこみ群の方法 (現代物理学叢書)

  • 作者: 江沢 洋
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/07/14
  • メディア: 単行本



英語基本単語熟語集[復刻版]

英語基本単語熟語集[復刻版]

  • 作者: 赤尾 好夫
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2010/12/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



淡々と新年を迎える [日記]

 昔は新年を迎えると、今年こそはあれやこれをやろうと、気分を盛り上げていました。最近は徐々に盛り上がりが衰えてきて、ついに今年は特に目標もなく新しい年を迎えてしまいました。
 トースターの調子が悪かったので、12月30日にアマゾンで注文したところ、翌日の31日には届きました。年明けに届けばいいやと思っていたのに、予想に反して早く届いたりして、年末という感じが薄れてしまったのもあるかもしれません。
 トースターはアマゾンギフトカードで購入しました。1000円程ギフトカードが余ったので、小山鹿梨子『まんがでわかる7つの習慣』宝島社をついでに購入しました。最近のダラケタ生活を改善するため、『7つの習慣』でも読み返そうと思っていたのですが、どうも億劫で放置していました。ギフトカードが余っているし、『まんがで・・』なら気楽に読めるかなという軽い気持ちで注文したのです。これもトースターと一緒に31日に届きました。
 長い連休も今日で終りだなと、この『マンガで・・』を読み始めたのですが、一気に読んでしまいました。本家の『7つの習慣』を読んでいたためでもありますが、この本自体が良くまとまっていて、読みやすかったためでもあると思います。
 この中に
  「・・人間に内在する可能性を引き出せる。その最大の可能性とは、刺激と反応の間に存在する選択の自由なのである。」
という引用が出てきました。あれ、これって姜尚中『続・悩む力』で引用されてたフランクルと同じ事ではないかと思い、本家『7つの習慣』を引っ張り出してみると、しっかりとフランクルのことだと書かれています。
 このブログの昔の記事を探すと、2010年9月に『7つの習慣』から第一の習慣について書き、2012年7月に『続・悩む力』について書いています。つまり2年間に同じフランクルからの引用の2つの本から、2回感動し、2回ブログの記事にしていたのです。 

 どんなに感動しても、2年で忘れ、また同じことで感動する。そんな愚か者だと気付いただけでも進歩していると思いたい。なんとも情けない新年の始まりでした。


まんがでわかる 7つの習慣

まんがでわかる 7つの習慣

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2013/10/11
  • メディア: 単行本



100kg減量 [日記]

 最近、忙しかったためか自炊のペースが落ちてきました。この1ヶ月で自炊出来たのが約100冊。以前は1日10冊~20冊やっていたのでかなりのペースダウンです。原因は、単行本や全集の端本をやり出したからで、ハードカバーの本を解体するのは結構面倒でした。
 しかし、重さで考えると、単行本や全集本は効率が良いです。文庫本60冊で重さは11kg、1冊平均180gでした。一方単行本は37冊で21.4kg、1冊平均580gです。
 ここまでで約470冊を取り込み、処分した重さは103kgになりました。今年中に200kg処分は難しくなりましたが、全集類に手をかけると結構な重さが稼げそうです。
 これから河出書房版ドストエーフスキイ全集、中央公論版世界文学全集の端本、同日本文学全集の端本をやっていこうと思っています。全集は箱に入っているので、箱を捨てるだけでも結構な減量になりそうです。
 古本屋で手に入れたこれら全集類を見ていると、よくぞまあ、ろくに読みもしないのに集めたものだと呆れてしまいます。

似非断捨離 [日記]

 スキャナーによる本の取り込みが順調に進んでいます。処分した本の重さも70kg弱まで行きました。やり出すと勢いが出てきて、あれもこれもと裁断してしまいます。
 本棚は新築の際余裕が或る予定だったのですが、どこかで計算を間違えたか、本が全て入り切りませんでした。仕方なく文庫は前後2段に入れてなんとか納めました。さすがに370冊以上処分すると、前後2段は解消され、本棚にも隙間が出来てきました。本棚に隙間が出来ると、なにか心に余裕が出てくるような気がします。
 以前「断捨離」というのが流行りましたが、モノを捨てて身軽になるのは予想以上に良さそうです。このまま本の処分を勧めようと思います。
 
 ところが、この自炊を再開してからいわゆる新古書店に行く回数が増えてしまいました。自炊のため自分の本棚の中身を見直していると、結構欠けている本が多いのです。上下で組の本で、上だけ処分してしまったとか、途中の巻が抜けているものが見つかったのです。度重なる引っ越しで捨ててしまったのでしょう。こうなると抜けているところを探したくなります。新刊を買ってまでとは思わないのですが、100円で並んでいると買ってしまいます。また本を探しているうち、以前読んで処分してしまった本があると、これも購入し取り込みたくなってしまいます。自然、新古書店に行く回数が増えてしまいました。
 自炊するために本を買い出しに行っているようなもので、本末転倒です。まだまだ本当の「断捨離」への道は遠いです。

ロータリーカッター [日記]

 良い道具は仕事を楽しくさせます。本の裁断にロータリーカッターが便利なのをyoutubeで知り、試してみました。やってみると、評判通り楽しく快適に裁断できます。ついつい調子に乗って、文庫と新書合わせて330冊程裁断してスキャナーで取り込みました。
 破棄する際に重さを量っているのですが、文庫250冊、新書30冊でおよそ50kgありました。こうなってくると最低100kg、家への負荷(本は2階に置いています)を考えると200kg位処分したいところです。建築士さんには2階に本を置くことを伝えてあり、その分構造を補強してもらっています。でも、軽ければ軽いにこしたことはありません。文庫新書だけでは難しいですが、重い雑誌類や箱付き単行本等まで考えると、200kg減も実現可能な目標です。
 使っているのがScanSnap S500というかなり古い機種のため、スキャンに時間がかかること、多重送りが多いことが気になっています。ある程度多重送りはしかたがないと、一度スキャンしたものをページ漏れがないか確認しています。最初は面倒でしたが、会社の昼休みにぼーっとしながらやるとそんなに苦ではありません。スキャンの時間はあきらめるしかありません。
 問題はロータリーカッターの刃です。ネット上ではLL型の60mmの大きい刃が人気ですが、深く考えず近所のホームセンターで安全装置付きのL型、45mmの刃の方を買ってしまいました。この少しのサイズ差が大きく影響するようです。
 60mmあると、薄い本は分割しないで裁断できるようです。45mmだと、今のところ分割しないで裁断できた本はありません。それと、ネットの評判と比較すると刃の持ちが悪いようです。やり方が悪いのかもしれませんが、45mmでは快適に裁断できるのは50冊位まで。力ずくで頑張って100冊程が刃の限界です。既に4代目の刃を使っています。ま、60mmの刃は近所では手に入らないし、おちょこちょいなので握らないと刃がでない今のタイプの方が安全で良いのですが。
 あと150kgやるとするとLL型の60mmを買ってもいいかなと悩んでいます。


オルファ セーフティロータリカッター L型 156B

オルファ セーフティロータリカッター L型 156B

  • 出版社/メーカー: オルファ
  • メディア: Tools & Hardware



絶版の『和文英訳の修行』を入手 [日記]

 最近英語の勉強が滞っています。『瞬間英作文』をやろうとしていたのですが、どうも例文があまりにも教科書的で、ついつい疎かになってしまいます。
 『毎日の英文法』か『表現のための実践ロイヤル英文法』のどちらかにしようと考え、ネットの評判を探していたら、『和文英訳の修行』の記事をみつけました。
 かなり古い本ですが、佐藤優が勧めていたり、『英文快読術』で行方昭夫が勧めていたり、和文英訳にはとても良い本のようです。暗唱用例文の文型を解説したり、出典を調べてくださっている方もいます。http://blechmusik.xii.jp/misc/wiliki.cgi?misc%3a%e4%bd%90%e3%80%85%e6%9c%a8%e9%ab%98%e6%94%bf%3a%e5%92%8c%e6%96%87%e8%8b%b1%e8%a8%b3%e3%81%ae%e4%bf%ae%e6%a5%ad%3a%e4%ba%88%e5%82%99%e7%b7%a8
 本棚をさがして高校生の時に購入しただけで、ほとんど使っていない本を出してきました。このページの解説と比べながらやろうとしたところ、何か変です。よく調べてみると、最新のモノは四訂新版、私の本は三訂新版と版が違っていました。奥付を見ると昭和55年1月12日第199刷発行とあります。この年の春や夏頃購入、翌年1月に四訂新版が出版されたようです。表紙も同じで小さい赤字で書かれた四を見なければ分かりません。その為に改版されたことを知りませんでした。
 これで一気にやる気がなくなりました。わざわざ四訂新版を買ってまでやるのはバカらしいし、かといって古いのでやるのもどうかなと。しかしこの本、どうも絶版になっているようなのです。Amazonでも新品は出ていないし、他のネット書店でも品切れになっています。
 出版社は文建書房という従業員5人の小さい会社で、ホームページもありません。特に新しい本を出している様子はありません。そんな会社では『和文英訳の修行』は一番の稼ぎ頭だと思われます。その本が絶版とは、会社自体が無くなってしまったのでしょうか?
 手に入らないと分かると、俄然欲しくなってしまいます。さすがに定価の倍以上の値段で売られている中古品は買う気になりません。すこし大きめの本屋に行けばまだ在庫であるのでは? 試しに実家の近く(とは言っても車で30分以上かかります)の大型書店にいってみると見事に的中。即購入してきました。まだ地方の書店には流通在庫があるようです。
 比較してみると、本のサイズが若干多くくなり、活字も少し大きくなっています。中身は予備編の暗唱用例文が結構変わっているようですが、練習問題や基礎編や応用編は同じようです。
 残念ながらというか、想像通り例文が変わっても覚えにくいのは同じでした。とりあえず、取っつきやすい『毎日の英文法』をやります。それが出来てから再度『和文英訳の修行』に挑戦しようと思います。
 
 『英語上達の道 ~ ”上達”について考えるブログ』に佐藤優氏の痛い言葉が載っていました。 http://full-of-fortune.cocolog-nifty.com/eigojaws/2010/03/post-f79b.html
  「重要なのはあれこれ参考書を浮気することではなく、これと決めた参考書を一冊完璧に消化することだ。」
  
 まったくもって、ごもっともなことです。
 

和文英訳の修業

和文英訳の修業

  • 作者: 佐々木 高政
  • 出版社/メーカー: 文建書房
  • 発売日: 1981/01
  • メディア: 単行本




毎日の英文法 頭の中に「英語のパターン」をつくる

毎日の英文法 頭の中に「英語のパターン」をつくる

  • 作者: James M. Vardaman
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2012/09/07
  • メディア: 単行本



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